長年工事中だった広域電鉄・中央線清涼里〜徳沼区間が複線電化(電鉄化)開業。
清涼里から東に伸びる中央線もいよいよ通勤電車が走り出します！

今まで龍山〜(漢江沿い)〜清涼里(地上)〜城北を走った系統が龍山〜徳沼間の新系統(上図の緑色の線)となり、回基駅は１号線〜京元電鉄線の乗り換え駅となります。なお、複線電化された区間は長距離線列車と電鉄線電車が線路を共用します。余談ですが、回基駅は乗換駅として工事を行った際、駅が城北側に移動した関係でキロ程に変更があり、一部の定期券類の値段が変更になっています。

新運行系統は

龍山〜清涼里(地上)　→　京元電鉄線
清涼里(地上)〜徳沼　→　中央電鉄線

を総称して「龍山〜徳沼電鉄」となりラインカラーは｢エメラルド色｣に設定されています。

これまで中央線のソウル口は長距離専用線として忘憂・陶農･徳沼の各駅が一日数本の旅客列車(無窮花號)を客扱いしていました。今回の電鉄延伸で中浪･(新上鳳：工事中)・養源・九里・養正の各駅が通勤電車専用の新駅として開業。発展著しいソウル東部から都心へのアクセスが格段に便利になりました

今回の延伸により、龍山〜徳沼電鉄のラインカラーをまとった表記類が出て来ました。


左の画像は二村駅のもの。京元電鉄線である龍山〜清涼里区間も｢中央線｣と誤表示され、さらに徳沼のローマ字表記が｢Dekso(正：Deokso)｣となってはいるものの、新しい路線が開業した雰囲気は十分に感じます^^;

新区間の風景�@　忘憂駅の風景

今まで貨物中心の駅であった忘憂駅も立派な通勤圏の駅へと生まれ変わりました。


(右下)　設置された自動券売機はタッチパネル式の最新型。

新区間の風景�A　徳沼駅の風景

終着駅の徳沼駅もガラス張りの立派な駅舎へと生まれ変わりました。この日は悲願の開通日とあって、多くの利用者で賑わっていました。

波乱の開通式

開業のこの日は忘憂駅で開通式や各イベントが用意されていましたが、鉄道労組のデモ隊により警察の機動隊が出動。会場は紛糾してしまいました。


より良い鉄道を目指すため、どんどん鉄道を変革させる公社側、より良い鉄道を目指すため、急激な変化に疑問を投げかける労組側、鉄道に掛ける情熱によりそれぞれの立場での衝突…韓国のパワーを感じます。

ともあれ、記念装飾を施した電車が入線して来ました。電鉄線の最新車両5ｘ67編成が花火の演出も眩しく真新しいホームに滑り込みます。